猫の目の不思議!なぜ光る?ヒトとは違う猫の目の構造
暗闇で光る猫の目。知ってるけど、なぜ光るか知っていますか? なるほどと思う素晴らしい猫の目の能力を知ろう!!
猫の目は光って見えたりして神秘的ですよね。
『猫って、どうしてこんな時間から走り回るの~?』のと早朝や夕方になると走り回ったり、興奮したりしませんか?
そんな不思議な行動の理由には猫の目の秘密が関係しています。
猫の目の不思議!ヒトとは違う「薄明薄暮性」「タペタム」を知ると猫との生活も更に楽しくなります。
違いは他にもあるんですが、医療的で難しくて結局最終的にわからないとなっちゃいそうですので、「薄明薄暮性」「タペタム」のを覚えられたら良いのかもと思います。
猫の目の不思議!薄明薄暮性って何?
薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)って知ってますか?
猫は夜行性と思われていますが実は違うんです。
知っているようで知らなかった猫の目の秘密を知っているだけで、猫との暮らしが更に楽しくなります。
薄明薄暮性とは?
朝早くに起きてきて元気いっぱい遊んで欲しいモードだったり
夕食の準備や子供が帰ってくると遊びたいモードになって足にまとわりついてきたり
するのは、猫は薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)っだと言うことなんです。
そうなんだね!知ってるだけで猫の行動で悩む事も無くなりますね(≧▽≦)
猫の目の不思議!昼と夜とで目が違う理由?
暗がりで光る猫の目を見て、「怖い」と感じる方もいらっしゃるかと思います。
実は、怖い物では無くて、とっても素晴らしい機能なんです。
ヒトの目と猫の目を比較してお話しましょう
ヒトと猫の顔の大きさはぜんぜん違いますよね。
小さな顔の猫の眼球の大きさはヒトの眼球と大差が小さいんです。
小さな顔に大きな眼球で、たくさんの光が入ってきます。その光を調整する必要があり猫は瞳孔を調整しているんです。
夜には光の量も少なく瞳孔は開いてても大丈夫です。
昼間の光の強い時間帯は瞳孔は絞られて細くなります。
もちろんヒトの瞳孔も光の調整をするものですが、猫はヒトの1/6-1/7しか光が必要無いので瞳孔の働きが素晴らしいと言うことです。
猫の目の不思議!猫の視力と見え方
猫の目はヒトより近眼だと言われています。 遠い景気とかはボヤ~と見えているんですね。
ただ、視野は広くて200度です。 ヒトは180度です。
年々狭くなってきた私の視野より多くの物を捉えてるんですね(^_^;)
猫の目の不思議!どんな風に見えてる?
猫の見え方-桿体細胞(かんたいさいぼう)
ヒトも猫も、目に入った光による刺激を信号に変えて見ている映像を脳に伝えています。
視細胞は2種類あります
■錐体細胞(すいたいさいぼう):昼間のような大きな光で活躍して赤・青・緑の3つの色を認識することが出来ます。闇間には光が少なく活発化しないので色が見えにくい。猫の場合は青・緑のみを認識することが出来ます。
■桿体細胞(かんたいさいぼう):暗いところで、わずかな光で反応して白と黒に認識します。物がそこにあるとの認識が出来ますが色はあまりわかりません。 避難口のマークが光るグリーンですよね。 これは暗い所ではグリーンの光がよく見えやすい桿体細胞の特徴を利用しています。
ヒトは昼間に物に色があり、暗闇では黒白で物が存在すると認識しています。
猫の場合は桿体細胞(かんたいさいぼう)が多く発達しているので、少しの光で反応してしまい、物がぼやけて見えてしまいます。
猫の見え方-タペタム
猫の目が光って見えるのは猫の目にはタペタムと言う反射板があるから
なぜタペタムがあるの?
もともと夜間に狩をする猫には、月のわずかな光を反射させて獲物を確実に狩る必要があります。
野生の遺伝子が垣間見れますね。
この暗闇でも獲物を狩る為の能力は生きていくための必須の能力です。
犬も暗闇で目が光って見えますね。 タペタムがあると言うことです。
人間の場合はタペタムはありません。 闇間に狩をする必要はなかったんですね。
もし夜に路を歩いていて目が光ってる人間がいた場合は、それはオオカミ人間やヴァンパイヤかもしれませんねwww
猫の物の見え方は人間よりぼやけて見えています。
桿体細胞(かんたいさいぼう)が多い
タペタムの膜がある
そして、もう1つ
水晶体が大きい
この3つでヒトよりボヤ~と見えています。
一番見えやすい距離が75cmぐらいらしいです。
猫の目の不思議!動体視力
猫って目が悪かったのね?あれ??ゴキとかすぐ見つけるし見えてるよ?と思いませんでした?
そう、ヒトより優れてるのが動体視力なんです。
動体視力とは動いている物を認識する視力の事。
それでは、ヒトと比べてどれぐらい優れてるんでしょうか?
猫じゃらし、ボールなどの遊びでもスローモーション的に見えていると思われます。
蛍光灯やTVも人間だとずっと光ってる用に見えますが、猫は光って消えての繰り返しで見えてるものと考えられます。
まとめ
どうでしたでしょうか?
猫の視力と考えると人間の1/10だと言われています。
ぼやけて見えて見えにくく感じますが、狩るときには的を捉える能力は人間はかないません。
動体視力は人間よりも4倍も優れています。
こちらも、ネズミなどの動く動物を認識する能力がありますね。
ヒトがネズミを捕らえるのは難しいけど、猫だと捕らえられるでしょう。
そして、赤色は灰色にしか確認できないらしいですが、青と緑は認識できます。
人間は赤・青・緑の3色、猫は青・緑の2色です。
白黒だけでないですね。
どうでしたでしょうか?
猫の視野、見え方を少し知ってるだけで日々の猫との生活が楽しくなるのでは思います。
また、猫も怪我や菌、加齢で目に支障がでるかもしれません。
猫は病や怪我を隠す事があります。
是非とも定期的にチェックしてあげてくださいね。