土作りの基本『堆肥の基本』何のために堆肥が必要?凄い3つの効用!
堆肥 って結局どんな役目があるの?理解してるつもりで出来てないかも?
奥深い土の世界での『堆肥の基本』のお話をしたいと思います。
野菜や花などを楽しむために庭仕事するのですが、長くやればやるほど土作りは避けては通れない大切な事だと気づきます。
土作り自身が楽しいと感じたら、実は地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素を出す量を減らしにも大切な事だと実感する今日この頃です。
堆肥と肥料の違い
違いを凄く簡単に言うと栄養が多くあるのが肥料で、栄養が少ないの堆肥です。
炭素率、炭素と窒素の比率(C/N比)で違いを決めたりもします。
植物は大きく育つためには土の中で水・空気・栄養を取り入れています。
土自体が砂や粘土のような状態だと例え肥料を入れたとしても育ちません。
栄養価のある洋食店・中華・和食など豪華でバランスの取れた食事が肥料とします。
ただ、生活している所がジメジメとした場所で屋根も壁も薄くて寒く、害虫も沢山いて布団も重いのに寒い場所が土の環境だった場合、どんなに素晴らしい食べ物が食べれても生きていくのに最悪な環境ですよね。
食事(肥料)と生活環境(堆肥)とは全然違いますよね。
まったく違う視点のものだと理解する事ができたでしょうか?
なぜ堆肥って必要なの?
それはもちろん効用があるからです。
元々素晴らしい土壌の土地があったりしますが、全ての土地がそうではありません。
また、作りたい作物や花と土地があってるとはかぎりません。
毎年、堆肥で土壌改善することで望む物を収穫したり咲かせたりできます。
その他、化学肥料だけだと最終的に土は枯渇します。
土は微生物や菌やミネラル成分などと協力し合っています。
(※堆肥も使わ無い自然農法があります。私も興味があり勉強してますが化学的、物理的な事を学ぶ必要があります)
堆肥には、次の3つの効用があるといわれています。
①土壌の改善
②肥料成分の吸着
③病原菌の制御
①土壌の改善
堆肥は土壌の中の微生物は団粒構造 を作ります。もみ柄・わら・バークなど有機物と併せて通気性や排水性など、土壌の物理性を改善します。
よく、フカフカの土っと言いますよね。 好気性と言って空気に触れる事で微生物が活躍してくれます。
②肥料成分の吸着
腐熟した堆肥には腐植に似た物質が含まれ、カルシウム、マグネシウム、カリウムといった栄養素を吸着・保持し、供給する機能(陽イオン交換容量)を増加させます。
簡単に言うと、だんだん肥料をあげても、水に流れ出てしまう状態になります。良い堆肥を土に混ぜ込む事で出来るだけ肥料が土に長く滞在出来るようになります。
③病害菌を抑制
良好な堆肥は、多様な微生物相を維持し、病害菌の急激な増殖を抑制する効果があります。
良い菌もあれば悪い菌もいます。発酵と腐敗の違いに例えると、人によって良いと感じるのが発酵です。腐敗は人によって悪い影響を及ぼすと言うだけです。
良い土にする為には出来るだけ嫌な菌を増やしたくないですよね。
堆肥は、悪い菌が増えない様な環境の土にしてくれると言う事です。
堆肥作りに使った物
米ぬか堆肥が一般的に知られていると思います。
大きく分けると動物性堆肥と植物生堆肥に分けられます。
動物堆肥は鶏糞、豚糞、牛糞、馬糞などがあります。この中で鶏糞と豚糞は栄養が高いので肥料として活用されます。 牛糞、馬糞は少量ですので堆肥として使われます。
植物堆肥は、もみ柄・わら・バーク等の植物性で作られた堆肥です。
参考までに今年はご近所の牧場で頂いた馬糞にいろいろ混ぜましたので、参考にしてくださいね。
馬糞—-90%はもみ殻やわらなどの食物繊維。食べたものがあまり消化されずに糞として出ています。今回は有機物として利用。
米ぬか—ミネラル、ビタミンが豊富で、窒素分2.5%、リン酸5%、カリ分1%。今回は微生物の栄養源となる為に侵入。
カニガラ—有機物の馬糞達が微生物や菌で発酵される最終に放線菌が増えて欲しい。カニガラは放線菌のエサになるので侵入。
もみ殻くん炭—主成分はケイ素50%、炭素40%,その他カリ、鉄、マンガン、銅など。今回は微細な穴は土壌菌の住処になります。微生物や良い菌の居場所になります。
4つとも他にも良いところがあるのですが、この組み合わせでの堆肥作りに協力し合うポイントを上げさせてもらいました。
馬糞堆肥をつくる過程では発熱があり、発酵と破壊を何度も繰り返します。温度管理も必要ですのですが自分で作るのが楽しいのなら失敗してもチャレンジされても良いかもですね。
そんなに量も必要無いし、馬糞貰えるところも無いし、時間も無いなら『完熟馬糞堆肥』購入されると良いと思います。
完熟馬糞堆肥のがオススメですね。
長期完熟ですので、全然違いますよ
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この量でこの値段で送料無料ですので
堆肥だけでなく、水はけの悪い土にも
まとめ
今回は専門的な難しい事では無く、単純に『堆肥の基本』をお伝えしました。
最初はこれだけで良いと思います。 だんだん興味が出てくると、他の専門の知識も直ぐに覚える事ができると思います。
興味を持つって凄いですよね😁
目的:野菜や花とかの自分の作りたい物を元気に健康に育てたい!!
動機:そうしたら、植える土地がどんな環境でも今より改善したい
対策:土そのものの環境改善、肥料を取り入れやすく、病気や衛生面を良くする
結果:栄養素のある野菜・沢山の大輪の花が咲く・病気や害虫に悩みにくくなる
一般の方や農家の方も、より良い物を作る為に毎年改善しています。
そんな時に堆肥は大切な役目となります。
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