【画像で学ぶ】新旧両枝咲きクレマチスの春夏剪定・冬剪定と誘引
クレマチスには3つ枝咲きの違いがあります。その中で今回は新旧両枝咲きクレマチスの剪定方法・誘引・育て方をイラスト付で簡単に説明しています。 沢山の品種のあるクレマチスは咲き方もいろいろですが、簡素に理解することが近道です。新旧両枝咲きクレマチスを一緒に育てていきましょう
新旧両枝咲きクレマチスの育て方
春の新旧両枝咲きクレマチスの咲き方の順番
新旧両枝咲きのクレマチスは、春になるとツルが勢いよく伸びてきます。そうすると最初に咲くのはツルの一番先端の蕾の位置から開花します(※画像①)その後、次々と各節の脇目から出る蕾から開花します(※画像②) 見事に全面に開花すると見事で、花が終ったものを切り取ってあげると又蕾が出てきて長期間楽しむ事が出来ます。
上記の画像は春から伸びた新枝です。新旧両枝咲きとは、新枝は花が咲く枝です。旧枝は春の花を咲かす事の出来る新枝を生み出す枝です。そう、新旧どちらの枝も違う役目ですが大切なんです。
・旧枝は新枝を生み出す
・新枝は花を咲かす
役目があるのね
新旧両枝咲きの仕組みを理解する
冬の剪定した個所(冬剪定の個所と更に根までの各節に来年の新芽が隠れています)の蕾があった場所から伸びてきた枝から①②の順番で花が咲きます(画像を見てください) 冬に剪定した場所の上には元々枝がありましたが、その枝の節には蕾がありませんでした。ですので、残しておいても新しい枝を生み出さない(=花が咲かない場所を残すしてしまう)事になってしまいます。冬剪定した場所には新芽があった場所なので、春になると画像のように新枝を伸ばし花を咲かすことが出来た画像となります。
新旧両枝咲きクレマチスの育て方
クレマチス(フロリダ系)は新旧両枝咲きの代表ですので詳しい記事はコチラで
▼新旧両枝咲きの育て方▼
クレマチス(フロリダ系)の育て方
(只今作成中 もうしばらくお待ち下さい)
新旧両枝咲きクレマチスの剪定方法
新旧両枝咲きクレマチスの剪定方法は季節により2つの違いがあります
■花が咲いた後の剪定(春~夏の剪定)
■休眠期の剪定(冬の剪定)
新旧両枝咲き 春~夏の剪定方法(花後の剪定)
春~夏の花の後に枝先から一節から二節切り戻すと、脇芽が出るので新しく花が咲きます。これを繰り返す事で秋まで何度も咲いてくれる
切り戻すときは節と節の中間で切ってください。中間です。ギリギリで切ると、残ったツルがしおれることがあります
新旧両枝咲き 冬の剪定(休眠期の剪定)
新旧両枝咲きクレマチスの冬剪定の場合はツルを1本1本を見て芽が出ていない先は切り落とします。
冬の剪定は2月に剪定します。(旧枝咲きに近いです)
葉っぱは落ちてたり茶色くカサカサで枯れているように見えますがちゃ~んと生きてる んです。この古枝をよく見ると小さいですが 脇芽 が出ているのが確認できます。この小さな 脇芽が春になると大きく成長して緑の新枝として伸びていき花を咲かせます。ですので、冬剪定 は古枝の芽の出ていない上の枝を落とします 。2月になると新芽として日に日に膨んできます(この時期になると「脇芽出てる~」と分るんで、この時期に脇芽出てない部分を切ればいいね)
又、クレマチスの剪定が初めてで難しい場合は、2月に株元から3~4節を残して剪定してください(※その株が若い場合)
新旧両枝咲きのクレマチスの誘引方法
新旧両枝咲きのクレマチスとして美しく咲かせる為には『つる下げ』が必要です。
冬の剪定の時にフェンスやトレリスから外してツルを下げます。これをしないと株の上の方にしか開花しなくなります。
クレマチスの開花条件と誘引方法
まっすぐ誘引と横に寝かす誘引の違い
クレマチスは基本的に先端に花を咲かせます。 いやいや、先っぽだけ?と思いますよね。 まっすぐ伸ばすと、枝の一番先に咲こうとするんです。 だから、横にグルグル巻いて寝かすことによって、各節から出る芽が一番上に来る状態にしてあげる必要があります。
⬆の画像のように、冬に芽の出る気配はあるんだけど、春に目覚めたときに古株がそこにあると既に伸びてる芽があると思って新芽が伸びません。これを頂芽優勢(ちょうがゆうせい)と言います。
クレマチス愛好家になるには、ぜひ「つる下げ」作業はしてほしい。やったかやってないかで結果が全然違うから!バラもクレマチスも頂芽優勢が強く出るです。植物はみんな大小ありますが太陽の日差し目指して伸びる性質があります。
剪定しないvs剪定した時の違い
前年のままの剪定と誘引 しない時 vs した時 の新枝が出た時の画像です。
どちらも古株は横向きになっていますので、新枝は伸びます。この画像だと一見しない時の方が良く見えるかもしれませんが、実際は新枝部分がどんどん伸びる度に誘引し直す事になりますので、次の画像のような咲き方の違いになります。
⇓このように春以降は新枝がぐんぐん伸びてきますので、気がついたら誘引し直すを繰り返すことになります。
冬の誘引(つる下げ)は画像の様に株下も花が埋まる様に咲くための作業 となります。
夏の誘引:古株から出た新枝がでます。凄い早さで伸びるので、見つけたら横に寝かせる誘引をする
つる下げの作業の方法
冬剪定後は古枝を下の位置に押し込む感じで移動しましょう。花は新株からしか咲かないので、そのままだと下部に花が無い状態になって寂しくなってしまいます。下記の画像を参考につる下げ作業してみて下さい。
①冬の剪定前の様子⇓
②冬剪定した後⇓
③来季は新芽が出る部分だが
花が咲く事は無いので下に
移動させる⇓
④全体的に花が見られる
②の新芽がでる節ですが、株が数年以降の古株になってくると、下の方の節は新芽がでなくなってきます。
つる下げ「した時」「しなかった時」比較
つげ下げ作業を「した時」と「しなかった時」の開花と時の違い。
つる下げ作業をしなくても花は咲くのですが、クレマチスが古株になってくると、古枝の上部にしか新芽が出なくなってきます。すると、つる下げしないと「最初の頃は全体に咲いてたのに、最近は上部にしか咲かないな??」状態になってきます。 つる下げ作業をすると全体的に花が咲くのでとっても綺麗に見えますよ。
前年の枝を誘引しなかった時と同じで、冬の誘引をしたとしても古株を上に伸ばす止め方をしない様に注意しましょう。
クレマチスの簡単な増やし方
クレマチスの増やし方は2つの方法があります。
・枝を寝かせて増やし方
クレマチスの増やす方法
▼別ページで説明▼
【画像で学ぶ】クレマチスの寿命と対策!2つの増やし方
まとめ(新旧両枝咲きクレマチス編)
クレマチスは新枝咲き・旧枝咲き・新旧両枝咲きの3つの剪定方法があります。
今回は「新旧両枝咲き」のクレマチスの剪定方法を出来るだけり解りやすく紹介しました。
・花の咲く個所の順番
・春~夏の剪定方法
・冬の剪定の方法
・誘引の方法
・つる下げの方法
新旧両枝咲きの大きく分けて大切な事を5つ上げました。
新枝咲き・旧枝咲きも似ているところもあれば、まったく違う所もあるので、別途にご紹介します。
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他の枝咲きの育て方と剪定方法
こちらの2件は只今作成中に付もうしばらくお待ち下さい。
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■新枝咲きクレマチスの育て方と剪定方法
■旧枝咲きクレマチスの育て方と剪定方法
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※白万重の記事書いてる途中です。近く更新予定