アースガーデン【花いとし】バラ栽培で効果あり!低・減農薬のために成分と効果を詳しく知る
バラ栽培されてる方は病害虫の予防や治療で薬剤を散布されてると思います。
無農薬栽培の方は木酢液、納豆菌、キトサン、ニームオイル、フルボ酸、e.t.cなど散布されてるとを見ます。
私自身も野菜は無農薬、バラは低農薬・減農薬で栽培にチャレンジしています。
強く無いバラの品種になると病虫害がポツポツ出てきます。
我家の場合はバラゾウムシの被害が…..😂
一晩で1株の蕾がやられる勢いです。
できれば農薬は使いたくないのですが、バラの花の当たりだけに部分的に散布します。
そこでアースガーデン【花いとし】のご紹介です。
どんな成分を使われ、どんな効果があるのかご紹介します。
栽培のための病害虫薬剤の基本
病害虫薬剤(農薬)で大きく分けると殺虫剤と殺菌剤になります。
花いとしは殺虫剤と殺菌剤ともに入っています。
虫をやっつける殺虫剤と病気の予防治療の殺菌剤
バラの害虫のための殺虫剤
私達がよく使う殺虫剤について説明しますね。
殺虫剤ですので大なり小なり毒性があります。(気門封鎖系は生物素材ですので毒性ありません。)
低農薬・減農薬でのバラ栽培でも、少し使用するとか初期だけ使用するとかで上手に使えれば良いのでは無いかと個人的にを持っています。
農薬系統 | 使われてる商品 | どんな商品 |
有機リン酸系 | オルトラン スミチオン マラソン |
どんな虫にもよく効きます。毒性は強いです。 ヨーロッパでは禁止 日本では湿気が有虫がおおいので使われている。昔からよく使われているので効かない虫もいます。 |
ネオニコチノイド系 | ベニカXネクス ベニカXファイン ベニカXガード 花いとし |
神経作用。かつて有機リン系の殺虫剤が使われていて、環境ホルモンと言われて救世主としてネオニコ系が出てきた。しかし、蜜蜂に影響あるかもしれないとのことでEUでは禁止。 |
合成ピレスロイド系 | スミチオン乳剤 ダントツ水溶剤 |
虫のナトリウムチャネルを作用点として、末梢および中枢神経系の軸索に作用する神経毒。 使うと即効で瞬殺される。 |
気門封鎖系 | マシン油乳剤 ロハピSTゼンターリ顆粒水和剤 |
石油、食品または食品添加物等などが材料。最近オーガニックの人気で注目。虫の身体に膜をはって窒息など。 ・マシン油乳剤(有効成分:石油)は卵~成虫に高い効果を有する数少ない剤 ・食品添加物等を有効成分とするエコピタ液剤等の気門封鎖剤はハダニやアブラムシによく効く。毒性は無し |
もっともっと農薬の系統はありますが、よく使われている商品の農薬をピックアップしました。
バラの病害のための殺菌剤
殺虫剤は、予防剤と治療剤とがあります。
ただ、成ってしまった病害が元通りになる事はありません。これ以上は進みにくくなるはあるかもしれません。それほど予防が大事です。
病気の種類は大きく分けて糸状菌・細菌・ウイルスの3つ に分けられます。
人間が薬剤で予防治療できるのは糸状菌だけです。
病気にならないためには、土壌環境や、気温などで気長に少なく出来るので、長期に良い土を作るなどの努力も必要だと感じます。 それでも無農薬だと100%病気無しにまでは無理だと理解しておくべきです。
無農薬だと70%~80%ぐらい防御できるぐらいと考えがあってるかな。
病気系 | 使われている商品 | どんな商品 |
糸状菌(かび系) | トップジンM ベンレート ジマンタイセン ダコニール |
カビ系:うどんこ病、灰色カビ病、ベト病、疫病 糸状菌系の病気予防。糸状菌系の病気は小まめに手を掛けることで予防できる |
細菌 | 治す薬剤が無い | 青枯れ病、軟腐病 など 棒状や円筒の形をした「桿菌(かんきん)」に属する細菌によるものがほとんど。 土壌殺菌剤で全てをクリアにするしかない。 もしなったら苗を引き抜いて諦めるしか無い。 |
ウイルス | 治す薬剤が無い | モザイク病 アルコールや薬剤など一切効かない。 「核酸(かくさん)」と呼ばれる物質をタンパク質で囲んだ微生物。 もしなったら葉っぱを取り除くか、苗を引き抜いて諦めるしか無い。 |
アースガーデン【花いとし】ってどんな薬品?
それでは、私の場合は低農薬・減農薬なので農薬を少し取り入れることにしました。
このアースガーデン【花いとし】に決めたのは、 チュウレンジハバチ 、バラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ) に対して効果があるとハッキリ書いてるところです。
私にとって、いろいろオーガニックな物で病害虫を防いでも、どうしても減らせないので、何もしなければバラの開花が見れないぐらい悲しい状態になります。
ジノテフランはネオニコチノイド系ですが、バラの蕾の上部にだけ使用しようとを持ってるので、バラの全体おに散布するよりは危険で無いと判断しました。
アースガーデン【花いとし】の成分
アースガーデン【花いとし】4つの成分の特長
(1)ジノテフラン:隠れた虫にも効く—殺虫剤(ネオニコチノイド系)
●効きめが植物全体に広がるから、葉裏の虫にも効く。
(2)エトフェンプロックス:ケムシ・イモムシにも効く—殺虫剤
●プロ(公園等の樹木管理に用いられる。)も使うケムシ駆除成分
●ペットのノミ・ダニ防除やマラリアを媒介する蚊の防除など幅広い場面で使用されています。
(3)ミルベメクチン:ハダニに効く—-殺虫剤—気門封鎖系 オーガニック
●ハダニの卵から成虫まで効く
●微生物から生まれている。北海道のとある神社の床下の土壌から採取した放線菌を培養して作られた
(4)ペンチオピラド:効きにくい病気(EBI系薬剤等抵抗性の病気)にも効く。—殺菌剤
●モニリア病、黒星病、うどんこ病、赤星病、紋点落葉病、黒点病、灰色かび病、黒とう病、灰星病、幼果菌核病等に対し、高い防除効果を示します。
●従来の薬剤で効きにくいと感じている方にぴったり
アースガーデン【花いとし】駆除できる害虫
アブラムシ類 ハダニ類 コナジラミ類 アザミウマ類
クロバネキノコバエ類 コガネムシ類 クロケシツブチョッキリ チュウレンジハバチ
ハスモンヨトウ
アースガーデン【花いとし】バラに対して退治できる病気
うどんこ病 黒星病 灰色かび病
※病気の発生と進行を防ぎます。
※一度被害にあった葉はもとのキレイな状態には戻りません。
アースガーデン【花いとし】注意したいこと
この花いとしを総使用回数が2回だということです。
花いとしには4つの成分が入っていましたね。それぞれ使用回数があります。
エトフェンプロックス—–6回以内
ミルベメクチン—–2回以内
ペンチオピラド—–3回以内
1番使用回数が少ないミルベメクチンが2回以内なので、商品アースガーデン「花いとし」の総使用回数は 2回 となります。
何と放線菌を培養して作られたオーガニックなミルベメクチンが2回以内の使用数だからの理由なんですね💦
いろいろ調べていましたら、総使用回数2回なんて無視して使ってる方が多くて、ちょっと笑ってしまいました😅
薬剤使って予防されてる方は「花いとし」と違う成分の「ベニカXネクスト」などと交互に使い分けが良いかもですね。
私のように、普段やってる木酢液、納豆菌、キトサン、ニームオイル、フルボ酸、e.t.cを定期的に散布で予防されてる方は、星病やチュウレンジバチに効く食品添加物の「ロハピ」で防御しながら、やばそうな気配では「花いとし」の2回使用の組み合わせも良いのではと思います。
アースガーデン【花いとし】以外の製品
アースガーデン花いとし1000ml以外で良い商品もご紹介しますね。
①その他の農薬製品で【花いとし】と同じで病害虫によく効きます。
②毒性のない製品で完全に薬害の無いものを使いたい方にあいます。
他のバラ病害虫薬剤(農薬)
私は低・減農薬なので「花いとし」2回の予定ですが、定期的に薬剤散布される方で効果的なのがベニカX系です。
アースガーデン「花いとし」はジノテフラン、住友化学ベニカX系はクロチアニジンですが同じネオニコチノイド系の薬剤ですね。
とっても効く薬剤です。
■住友化学ベニカXネクスト
②ピリダリル 殺虫剤ー後から効いてくる
③ペンメトリン 殺虫剤ー合ピレ系 毒性強い 瞬殺
④アンデストロビンー殺菌剤ー最新の薬剤
⑤でんぷんー気門封鎖系 窒息させる ダニも殺 オーガニック
■住友化学ベニカXファイン
①クロチアニジン 殺虫剤ー(ネオニコチノイド系)ー強い
②フェンプロパトリン 殺虫剤 合ピレ系ー瞬殺
③ソパニピリム 殺菌剤
農薬を使ってない商品
100%毒性のある薬品を使いたくない方にオススメなのがアースガーデン【ロハピ】です。毒性のある農薬を使っても、完全にバラの病害虫を防ぐのは難しいです。
ですのでアースガーデン【ロハピ】だと75%ぐらい防御できるぐらいで考えましょう。
色々な野菜・果物・花に使える殺虫殺菌剤
・食品原料99.9%でできた殺虫殺菌剤で、安心なものでもしっかりと病害虫対策をしたい方におすすめで、特にアオムシ・チュウレンジハバチ・黒星病などの病害虫にも効果を発揮
・収穫前日まで何度でも使用できる
・本剤の使用回数、「カプリン酸グリセリル」を含む農薬の総使用回数制限はないここに本文を入れます♪
アースガーデンのバラに使える商品
【花いとし】より弱いけど優しい
今回ご紹介したアースガーデン【アースガーデン花いとし1000ml】は他にも使用できそうな商品出しているので最後にご紹介しますね。
■アースガーデン 野菜うまし
☆バラ以外にも野菜や果実にも収穫前日まで使える
ジノテフラン:0.010%、ペンチオピラド:0.010%
花いとしは4つの成分でしたが
アースガーデン野菜うまし1000mlは2商品です。収穫前日まで使える成分配合となっています。
バラに対してはアブラムシ類、チュウレンジハバチ、うどんこ病、黒星病に効果があります。
■Balife バラの虫・病気 退治・予防
☆オリジナルブレンドのお酢で予防でオーガニック
Balife バラの虫・病気 退治・予防は100%食品(お酢)で作られています。
酢酸、甘味料(キシリトール)、調味料(アミノ酸)、乳化剤
発生前からスプレーしてアブラムシ、ハダニ、コナジラミ、うどんこ病の発生を防ぎます。殺虫効果もあり、発生してしまった虫の退治にもお使いいただけます。
■アースガーデン ロハピ
☆食品添加物で効くの?効くから人気なんです
アースガーデン ロハピ(1000ml)は食品原料99.9%でできた殺虫殺菌剤です。
カプリン酸グリセリル(デカン酸グリセリル):0.050%
バラに対してはアブラムシ類、ハダニ類、コナジラミ類、チュウレンジハバチ、うどんこ病、黒星病に効果があります。
・人と環境にやさしい、食品原料99.9%
・収穫前日まで何度でも使用できます。
まとめ
バラを育てる時の薬剤(農薬が入った商品)アースガーデン【アースガーデン花いとし1000ml
】のご紹介をしました。
アース製薬の家庭園芸用品「アースガーデン」シリーズから【花いとし】と野菜・果樹の病害虫に使える【野菜うまし】2022年1月20日に発売されました。
中でも、「花いとし」は構想から12年の歳月をかけて開発したこだわりの商品です。
花といっても、たくさんありますが例えばバラ、椿、ゆりなど個別に薬剤の登録してるのも凄いです。手間暇とお金かけて作りだしたものですね。
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