【画像で学ぶ】いちじく夏果専用種の育て方!毎年収穫できるコツと剪定方法教えます
夏果のイチジクの育ち方や剪定の方法があまり多くないですよね。
私の経験から、見つけた情報通りに進めても結局行き詰まり実が成りにくい経験をしました。
今回は、何度かの失敗の後に私的にオススメの夏果専用種いちじくの育て方をご紹介させて頂きますね。
夏果専用種イチジクの育て方と剪定
他の記事でも書かせて頂きましたが、夏果と秋果の実の成る場所が違います。
秋果イチジクの実が成る場所は、 今年 の春から伸び出した新しい枝。
夏果イチジクの実が成る場所は、 昨年 の春から伸び出した一年前に育った枝。
この当たりを知っていれば、冬の剪定の時に切っても良い枝、切ってはダメな枝が分りますね。
夏果の今年に実が成るのは 昨年の枝に実が成りましたよね。
と言う事は、来年に実が成る のは 去年の枝から出る今年の枝
なので…..
「剪定時期どこを切ったらいいん?」
って迷うんです。
それでは、例①②を用いて説明していきますね。
夏果専用種イチジクの剪定例①
剪定例を①と②用意しました。
私は最初、剪定例①の様に育ててたのですが剪定時に困ってしまいました
しかし⬇下記の問題に直面しました💦
・切らなければ株が大きくなってしまう
最終的には、大きくなりすぎて剪定しましたが、もちろん翌年には実は成りませんでした😫…とほほ
剪定例②⬇では、剪定例①⬆で失敗した後に私がやった方法です。
夏果専用種イチジクの剪定例②
購入して最初の年は剪定例①のように3本ほどの枝にしか成長しないかもしれません。
2年目以降の冬の剪定時は
鉢植えの場合 で去年の枝を6本
地植えの場合 で去年の枝を8-10本
準備出来れば良いですね。
この方法は、鉢の場合を例題で言うと、6本の内半分の3本(去年の枝)は2芽(去年の枝の根元にある)ほど残して切ってしまいます(イラスト画参照してね)
残った去年の枝3本が、今年実がなる枝です。
冬剪定で切った枝3本からは、今年新しい芽が出て来年実が成る枝になります。
次(次回)の剪定の時は
昨年実が成った枝を剪定する(2芽ほど残して下さい)
※剪定の時に2芽ほど残しますが、私は最終的には1本だけ使用します。
保険のために2芽残しています。
夏果専用種いちじくの剪定例①②からの育て方
いちじくは例①②の育て方でも、少ないかもしれませんが実は成ります。
ですが、夏から秋には2m以上の高さになったりします(鉢の場合はもう少し小さいかもしれません)
剪定例①の場合は、⬇下記の問題がおこります
・栄養が葉の生長に使われ実が育たなくなる
特に鉢植えの場合は、栄養の量が限られているので、いちじくの株の大きさが不必要に成長するのは避けたいですよね。
栽培の場所確保の為にも、いちじくの実を成長させる為にも剪定例②が私はオススメします。
夏果専用種のいちじくの品種
日本では夏果専用種と言えば
ザ・キング
ビオレドーフィン
の2種類が出回っています。
夏果専用種は地域にもよりますが、6月下旬~7月いっぱいの間の収穫期となります。
夏果専用種イチジクのご紹介
■ザ・キング Ficus carica ‘The King’ 夏果専用種で味は濃厚で甘くて美味しいです。サン・ペドロタイプで受粉無しで実が成ることも多いです。アメリカでは受粉すれば秋も採れるらしいですが、日本では収穫期が6月下旬~7月上旬夏果専用です。樹勢は‘ビオレー・ドーフィン’よりは強い。
■ビオレドーフィン Ficus carica ‘Violette Dauphine’ 桝井ドーフィンとは別品種です。果実は非常に大きく、最高200gほどの実をつけることも。大きな実をつけるので数は少な目です。味の評価も良。樹勢が強くなく、木の収まりも良。
ビオレドーフィンの販売は販売数が少なく、また時々みかけますが、すぐに売り切れ状態になってしまいます。 欲しい方は、見つけたら即買われる事をおすすめします。
キングとビオレドーフィンの実の違い
夏果専用種いちじくを1種類は欲しいけど、どちらが自分に合うのか迷いますよね。
ポイント⬇を書いておくんでヒントにしてくださいね。
・収穫出来る数はキングの方が多いです。
・味は好みがあります。また、育てる環境によっても違います。
糖度は若干キングが勝ちかもですが、あまり変らないレベルです。
まとめ
いちじくは簡単に言うと、冬の剪定から始まり、5月当たりの春の芽欠き、数回の芽欠きを続けて、摘心、収穫の順に進んでいきます。
大変と思うかもしれませんが、1つ1つの作業は数秒~数分だったりします。
それでは、覚えておけば良い事をまとめておきます。
■今年の夏~秋の様子
・夏果専用種イチジクは昨年に成長した枝に実が成る
・今年新しく育った枝は、来年の実が成る準備だけする
■冬の剪定と木の様子
・去年実が成った枝を剪定する(2芽残す)
・去年新しく育った枝は切らないで残す
■春に芽欠きする(必要無い芽を欠く)
・5月初旬から何回か観察して芽欠きする
■摘心する
・地方によってする時期が微妙に違う
2mほどになった場合は摘心すると良いと思います
■収穫する
イチジクに害を及ぼすテッポウムシ(カミキリムシ)
イチジクを育ていて、順調に収穫出来るようになってきた頃に、大敵はテッポウムシと呼ばれるカミキリムシの幼虫の被害をうけたりします。このテッポウムシシの幼虫は幹の内部を食い荒らし、大きい被害を与えます。
イチジクのテッポウムシ退治にはノズルがついているコレが便利です
私家もバラ🌹とぶどう🍇がテッポウムシにやられた経験あります。近所の園芸コーナーの方にテッポウムシ(カミキリムシ)の防止を効いても「防止は難しいかも」と言う事でした😂泣きそうになりました~
でも、テッポウムシ予防できるやつみつけました💫
被害を受けてからではなく、 予防をしておくのが大変効果的 です。
やっとみつけたテッポウムシ対策 (小サイズ)
やっとみつけたテッポウムシ対策(大サイズ)
詳しくは⬆で見て頂ければと思いますが、木全体に刷毛で塗っておくと3年くらいは効果が持続 します。
3年もつので結果的にはお得だと感じます。
最近の我家では、庭全体で無農薬にしたので、いつテッポウムシにやられるか気が気で無いです😬ガクブルです
予防できる商品が出来たのは、困ってる方には朗報でよく買われている商品ですので口コミは参考になります。
どれだけ困ってる方が多かったのか….口コミが高評価です。
私の家の木にも塗っています。全部の木には使っていませんが(使いたいけど予算が💦)大切にしている木には必須アイテムになってます(農薬とかで無いので良かったです)
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